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マイクラの石材図鑑【新シリーズ第1回】岩石の種類と地質学の基礎

2026年07月12日 🔄 更新:2026年07月08日 9 分で読めます
マイクラの石材図鑑【新シリーズ第1回】岩石の種類と地質学の基礎
📋 この記事の目次

    新しい図鑑シリーズ「石材編」がスタートします。第1回は、マイクラの基本的な石材(石・丸石・深層岩・花崗岩など)を取り上げます。

    これらの素材は、理科の地学で習う「火成岩・堆積岩・変成岩」という岩石の3分類と深く関わっています。

    岩石の3つの種類【理科の基礎知識】

    まず、岩石の基本分類を知っておきましょう。

    分類 でき方 代表的な岩石
    火成岩(かせいがん) マグマが冷えて固まってできる 花崗岩・安山岩・玄武岩・黒曜石
    堆積岩(たいせきがん) 砂や泥、生物の死がいなどが積み重なって固まる 砂岩・泥岩・石灰岩
    変成岩(へんせいがん) 既存の岩石が熱や圧力で変化してできる 大理石・片岩

    💡 マイクラの石材はこの分類と対応している

    マイクラに登場する石材の多くは、実際の火成岩・堆積岩の名前がそのまま使われています。これは石材を集めながら、理科の岩石分類を自然に学べる絶好の教材になっています。

    マイクラの石材一覧表

    石材 見つかる場所 岩石の分類 実際の岩石との関係
    石(Stone) 地表近くの地下全般 火成岩がベース 架空の「基本ブロック」だが質感は火成岩に近い
    丸石(Cobblestone) 石を採掘すると入手 砕いた石(採石された状態)のイメージ
    深層岩(Deepslate) 地下深く(Y座標が低い場所) 堆積岩(粘板岩に近い) 粘板岩(スレート)に似た性質
    花崗岩(Granite) 地下の鉱脈状に発生 火成岩(深成岩) 実在する花崗岩
    閃緑岩(Diorite) 地下の鉱脈状に発生 火成岩(深成岩) 実在する閃緑岩
    安山岩(Andesite) 地下の鉱脈状に発生 火成岩(火山岩) 実在する安山岩
    凝灰岩(Tuff) 地下の特殊な場所 火成岩(火山砕屑岩) 実在する凝灰岩

    💡 マイクラの石材はすべて「実在する岩石名」

    花崗岩・閃緑岩・安山岩・凝灰岩は、すべて実際に地学で習う本物の岩石名です。マイクラの開発者は、岩石の種類をかなり正確に再現しています。

    石材ごとの詳細と地学の知識

    ① 花崗岩(Granite)——マグマがゆっくり冷えてできる岩石

    項目 内容
    マイクラでの特徴 赤みのある斑点模様のブロック
    実際の特徴 地下深くでマグマがゆっくり冷えて固まった岩石
    実社会での用途 建物の外壁・墓石・キッチンの調理台

    🌍 豆知識:花崗岩はゆっくり冷えるから「ツブツブ」している

    花崗岩のツブツブした模様(鉱物の結晶)は、マグマが地下深くで何千年もかけてゆっくり冷えたことでできるものです。冷える速度が遅いほど、結晶が大きく成長します。これは理科で習う「結晶の成長」の重要な原理です。

    ② 安山岩(Andesite)——日本に多い火山岩

    項目 内容
    マイクラでの特徴 グレー系の落ち着いた色合いのブロック
    実際の特徴 火山の噴火によって地表近くで急速に冷えた岩石
    実社会での用途 道路の敷石・建築材料

    🌍 豆知識:「安山岩」は南米の「アンデス山脈」が名前の由来

    安山岩(英語:Andesite)という名前は、南米の「アンデス山脈」に由来しています。日本にも火山が多いため、安山岩は非常に身近な岩石で、富士山周辺などでも見られます。

    ③ 閃緑岩(Diorite)——花崗岩と安山岩の中間

    項目 内容
    マイクラでの特徴 白黒の粒が混ざったような見た目のブロック
    実際の特徴 花崗岩と似た成り立ちで、地下でゆっくり冷えてできる
    実社会での用途 建築材・彫刻の材料

    🌍 豆知識:閃緑岩は古代エジプトの彫刻にも使われた

    閃緑岩は非常に硬く耐久性があるため、古代エジプトでは王の像や記念碑の彫刻材料として使われていました。硬い石を加工する技術力の高さが、古代文明の優れた点として評価されています。

    ④ 凝灰岩(Tuff)——火山灰が固まった岩石

    項目 内容
    マイクラでの特徴 緑がかったグレーのブロック
    実際の特徴 火山の噴火で飛んできた火山灰や軽石が積もって固まった岩石
    実社会での用途 軽くて加工しやすいため、古くから建材として利用

    🌍 豆知識:ローマの古代建築に凝灰岩が使われていた

    古代ローマでは凝灰岩が軽くて加工しやすいことから、多くの建物に利用されていました。火山が多いイタリアでは凝灰岩が手に入りやすく、コロッセオなどの建築にも使われた記録があります。

    ⑤ 深層岩(Deepslate)——地下深くにある特別な層

    項目 内容
    マイクラでの特徴 暗いグレー色。地下深く(Y座標0以下)に広がる
    実際の特徴 「粘板岩(スレート)」という、層状にはがれる性質を持つ岩石に近い
    実社会での用途 屋根材(スレート屋根)・黒板の原料

    🌍 豆知識:「スレート屋根」はヨーロッパで人気の屋根材

    粘板岩(スレート)は薄く板状に割れる性質があり、ヨーロッパでは古くから屋根材として使われてきました。耐久性が高く、数百年使われる建物の屋根に使われることもあります。

    「地下に行くほど石材が変わる」仕組みの理科的な正しさ

    マイクラでは地下深くに行くと「石」から「深層岩」に変化しますが、これは実際の地球の構造を一部反映しています。

    地下の深さ 実際の地球の様子
    地表近く 様々な岩石・土が混在する
    もっと深い場所 古い時代に形成された、より硬く密度の高い岩石層になる
    さらに深い場所(マントル) 高温で柔らかい、岩石が溶けた状態に近づく

    ⚠️ ゲームと現実の違い

    マイクラの地下の深さは数百メートル程度ですが、実際の地球の中心までは約6400キロメートルあります。人類がこれまで掘った最も深い穴(ロシアのコラ半島超深度掘削坑)でも、約12キロメートルにしか到達していません。地球の内部は、まだ多くが未知の領域なのです。

    石材から学べる「岩石の見分け方」

    実際に外を歩くときも、岩石の色や模様で種類を見分けるヒントがあります。

    見分け方のポイント 特徴
    ツブツブした結晶が大きい 地下でゆっくり冷えた火成岩(花崗岩など)の可能性が高い
    層になって剥がれる 堆積岩・変成岩(粘板岩など)の可能性が高い
    表面に穴が多く軽い 火山灰が固まった凝灰岩・軽石の可能性が高い

    💡 親子で岩石観察をしてみよう

    公園や河原で見つけた石を観察し、「これはマイクラの花崗岩に似ているね」と話すだけで、立派な地学の自由研究になります。色・模様・硬さを記録してみましょう。

    親子で楽しむ岩石クイズ

    • Q. マグマが冷えて固まった岩石を何という?(答え:火成岩)
    • Q. 安山岩の名前の由来になった南米の山脈は?(答え:アンデス山脈)
    • Q. 古代エジプトの彫刻に使われた硬い岩石は?(答え:閃緑岩)
    • Q. 火山灰が固まってできる岩石は?(答え:凝灰岩)
    • Q. 地球の中心まではおよそ何キロメートル?(答え:約6400キロメートル)

    まとめ

    📋 この記事のまとめ

    • マイクラの石材(花崗岩・安山岩・閃緑岩・凝灰岩)はすべて実在する岩石名
    • 岩石は「火成岩・堆積岩・変成岩」の3種類に分類される
    • 花崗岩の模様はマグマがゆっくり冷えてできた結晶
    • 深層岩は実際の「粘板岩(スレート)」に近い性質を持つ
    • 地球の内部はまだ多くが未知の領域で、最深の掘削でも約12kmしか到達していない

    マイクラで石材を採掘するとき、「これ本物の岩石と同じ名前なんだ」と考えるだけで、理科(地学)への興味が広がります。次回は石材図鑑シリーズ第2回として、黒曜石・燧石(フリント)など、火山と石器時代に関わる石材を紹介します。

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    マイクラ育みガイド 編集部

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