マイクラのネザー・エンド図鑑【バイオーム図鑑シリーズ第3回】神話と宇宙の豆知識つき
バイオーム図鑑シリーズ第3回は「ネザー・エンド」を取り上げます。前回は海・水中バイオーム図鑑を紹介しました。
今回はマイクラの中でも特に異世界的な2つの次元、「ネザー」と「エンド」を取り上げます。これらは世界中の神話や、実際の宇宙科学からインスピレーションを得て作られています。
ネザー・エンドとは何か

マイクラには3つの「次元(ディメンション)」があります。
| 次元 | 特徴 |
|---|---|
| オーバーワールド | 通常プレイする地上の世界 |
| ネザー | 地獄のような灼熱の異世界 |
| エンド | 虚空に浮かぶ謎の異世界 |
💡 「次元」は理科・物理の言葉でもある
「次元(ディメンション)」という言葉は、SFだけでなく物理学でも使われる本格的な概念です。私たちが住む世界は「縦・横・高さ」の3次元に「時間」を加えた4次元として説明されることもあります。
ネザーの世界と神話のつながり
① ネザーは何がモデルになっているのか

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マイクラでの特徴 | 溶岩が流れる灼熱の世界。ピグリンやガストが生息 |
| モデルとなる概念 | 世界各地の神話に登場する「地獄」「冥界」のイメージ |
🌍 豆知識:世界の神話に共通する「地下の世界」
実は世界中の神話・宗教には、「地下に灼熱・恐怖の世界がある」という共通したイメージがあります。
- ギリシャ神話:「ハデス」(死者の世界)
- 北欧神話:「ニヴルヘル」(氷と霧の冥界)
- 日本神話:「黄泉(よみ)の国」(死者が住む地下の世界)
- キリスト教:「地獄(インフェルノ)」
② ネザーの生物:ピグリンとブタの関係

ピグリンはブタのような顔をした敵キャラクターです。これは「人間がブタに変化する」という古い伝承のモチーフを取り入れていると考えられています。
🌍 豆知識:ブタは多くの神話で特別な存在
ケルト神話やギリシャ神話には「人間が魔法でブタに変えられる」という話が複数登場します。マイクラの世界では、ゾンビピグリンが「もともと人間だった」という設定も、こうした神話的な発想とつながっています。
③ ネザライトと「最も深い場所で見つかる最強の資源」というモチーフ

ネザライトはネザーの奥深くで手に入る最強の資源です。「最も危険で過酷な場所に、最も価値あるものがある」というモチーフは、世界中の神話・物語に共通する構造です。
- ギリシャ神話:黄金の羊毛は危険な竜が守っている
- 北欧神話:貴重な指輪は危険な竜ファフニールが守っている
- 多くの民話:宝物はダンジョンの最深部にある
エンドの世界と宇宙科学のつながり
① エンドは何がモデルになっているのか

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マイクラでの特徴 | 虚空に浮かぶ島々。エンダーマンやエンダードラゴンが生息 |
| モデルとなる概念 | 宇宙空間・異次元・終末のイメージ |
🌍 豆知識:「エンド(End)」は「終わり」という意味
エンドは英語で「終わり」を意味します。ゲームのストーリー上の終着点であると同時に、宇宙の「終わり」や「虚無」をイメージした世界観になっています。空に星のような粒子(エンダーパーティクル)が浮かぶ様子は、宇宙空間を思わせます。
② エンダーマンの「テレポート」と物理学の話

エンダーマンは瞬間移動(テレポート)する能力を持っています。実際の物理学でも「テレポーテーション」に関する研究が進んでいます。
🌍 豆知識:量子テレポーテーションは実在する研究
SFのような話ですが、「量子テレポーテーション」という技術は実際に科学者によって研究されています。ただし、これは物体そのものを移動させるのではなく、量子の「情報」を別の場所に転送する技術です。エンダーマンのような瞬間移動とは仕組みが異なりますが、科学的にも興味深いテーマです。
③ エンダードラゴンと世界の「ドラゴン神話」

エンドのボスであるエンダードラゴンは、世界各地の神話に登場するドラゴン(竜)がモデルです。
| 地域 | ドラゴン・竜の伝承 |
|---|---|
| ヨーロッパ | 火を吹き、財宝を守る邪悪な存在として描かれることが多い |
| 中国 | 水や雨を司る神聖な存在。皇帝の象徴でもある |
| 日本 | 龍神として水・豊作・神聖さの象徴 |
| 北欧 | ファフニールなど、宝を守る巨大な竜が登場 |
🌍 豆知識:ドラゴン伝説は世界中にある
面白いことに、直接交流のなかった古代文明同士でも「竜」のような巨大生物の伝説が共通して存在します。これは恐竜の化石が発見されたことが伝説の元になったという説や、ヘビ・トカゲへの恐怖が誇張されたという説があります。
④ エンドシップと「漂流する宝物」のモチーフ

エンドの世界には、無人の船「エンドシップ」が浮かんでいます。これは「異世界に取り残された財宝・難破船」という冒険物語の定番モチーフです。実際の海でも、過去の難破船が今も見つかっていない財宝とともに眠っていると言われています。
ネザー・エンドから学べる「異世界」という発想

世界中の物語に「異世界」というテーマが存在するのは、人類が古くから「この世界の外には何があるのか」という問いを持っていたからです。
| 時代・分野 | 異世界的な発想 |
|---|---|
| 古代神話 | 天国・地獄・冥界という「死後の世界」 |
| 宗教 | 来世・天界・浄土という概念 |
| SF・科学 | パラレルワールド(並行世界)・多次元宇宙論 |
| 物理学 | 「マルチバース(多元宇宙)理論」という学説 |
🌍 豆知識:マルチバース理論とは
「私たちの宇宙の他にも、無数の宇宙が存在するかもしれない」という「マルチバース(多元宇宙)理論」は、現代物理学でも真剣に議論されているテーマです。マイクラのネザー・エンドのような「別の世界」という発想は、最先端の科学とも意外なつながりがあります。
親子で楽しむ神話・宇宙クイズ
- Q. 日本神話で死者が住む地下の世界を何という?(答え:黄泉の国)
- Q. 北欧神話で宝を守る竜の名前は?(答え:ファフニール)
- Q. 中国の竜は何の象徴とされる?(答え:水・豊作・皇帝)
- Q. 「私たちの宇宙以外にも宇宙があるかも」という学説の名前は?(答え:マルチバース理論)
- Q. エンドは英語で何の意味?(答え:終わり)
まとめ
📋 この記事のまとめ
- ネザーは世界各地の神話の「地下の冥界」がモデルになっている
- 「危険な場所に最強の宝がある」という構造は世界の神話の共通パターン
- エンダードラゴンは世界中のドラゴン伝説を反映している
- エンダーマンのテレポートは「量子テレポーテーション」という実在の科学研究と関連づけて話せる
- 「異世界」という発想は、神話から最先端の「マルチバース理論」まで人類が長く問い続けてきたテーマ
ネザーやエンドを冒険するとき、「これって本当はどこの神話の話なんだろう?」と考えるだけで、世界の神話・歴史・科学への興味が広がります。バイオーム図鑑シリーズはこれで完結です。次は新しい図鑑シリーズで、マイクラの世界をさらに深く探っていきましょう。
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